おいおい! 受験は大丈夫かい?

~子どもの受験や進学が心配なブログ~

大学への進み方、色々

大学への進学方法は色々あります。

・一発勝負の学力試験で合格を目指す「一般入試」
・学力だけでなく個人の魅力や能力をアピールして合格を目指す「公募型推薦」
・日々コツコツと学校(高校)の学業で成果をあげて勝ち取る「指定校型推薦」
・中学生の時から先を見越して内部進学できる「大学付属高校への受験」勝負

などなど。。。

私自身としては、中学時代には付属高校を狙うような環境にありませんでした。
高校生になっても指定校を取れるような成績には程遠い状況でしたし、公募推薦で合格できるような秀でた能力も持っていなければ、アピールできる活動もしておらず、要は何の取り得もないデキの悪ーい高校生でした 😩
※今思えば、本当に反省すべき時期だったなと・・・

 必然的に「一般入試」で大学を目指すこととなり、日頃の勉強癖が無かったことから一流とは言えない程度の大学に合格するのに相当苦労し頑張る羽目になりました。

そうなったのは自分がいけないのですが、やはり当時は指定校推薦や一般推薦(公募推薦)で早々に合格を得た周りの友人の事を羨ましく、そして「ラクして入れて良いなぁ」なんて思っていました。
※今は「ラクして」なんて思ってません(笑)
 努力の種類と仕方が違うのであって、それぞれ大変ですよね。でもやっぱり、気は楽かもしれないと思います。今でも(笑)

 

でも今、こうして子どもたちの受験を考えるようになって、、、
当時は羨ましいと思っていた「指定校推薦」や「内部進学」は"お得"と"安心"の引き換えに"妥協"をするのだなぁと。。。
もちろん、全員がそうではないと思いますが。

「指定校推薦」の枠は取り合いですよね。
その大学に行きたいけど、一般入試だと不安に思っているギリギリのレベルの子たちが取り合いに参加し、そしてその中で最も優秀な生徒が枠を勝ち取る。
枠を勝ち取った優秀な生徒は、恐らく一般入試でも受かり易いレベルにある人で、もっと言うと、もうひとランク上の大学に挑戦できる子が上を諦めてある意味妥協して安全を選択した。指定校でMARCHをゲットした子は、「もしかしたら早慶に行けたかも・・・」と思うでしょう。
また、「MARCHに入れたかも・・・」と思いながら日東駒専や大東亜に通った子は、社会に出た後に出身大学の話になった時も周りのMARCH出身者を相手にモヤモヤするかもしれません。

 

「内部進学」はもっとグレーな気がします。高校受験の段階でMARCH付属校に合格するような子は、かなり成績上位ですよね。
きっと同レベルの公立進学校に進めば、早慶上智や上位の国公立大を狙える位置だと思います。
日大や東海大の付属校に入れる子はMARCHを狙えます。
下位レベルの付属校は内進せずに外部受験する割合も高いですが、妥協してしまう子も多いと聞きます。

可能性に蓋をしてでも、安心を選ぶという選択も勿論悪くないです。本人が納得できれば。
でも10代の子どもですから、その時は納得していても大人になってみると後悔するというケースもあると思います。

 

一般的には少ないですが、私のまわりには次のパターンもありました。

知人の子ども(Aくん)は、地域で多少有名な野球少年でした。
野球に力を入れている中学校や硬式野球のクラブチームから声が掛かるほどでした。
中学ではクラブチームで野球に取り組みましたが、甲子園を狙う選手までは伸びなかったようです。
そして、勉強も得意ではなかったため、希望の高校へ進学できず仕方なくレベルの高くない私立高校に通いました。そこでは野球をきっぱりと諦め、とあるマイナーなスポーツの部活動を始めたそうです。私立高校だから多彩な部活動があるようで、そのマイナースポーツには初めて触れたとのことでした。
しかし、1年生の時からメキメキと上達し、いきなり関東大会に出場するレベルになったようです。2年、3年とそのようなレベルで活躍していたこともあって、Aくんはそれなりに難易度の高い私立大学へスポーツで進学しました。

 

もう何十年も昔になりますが、近所の私の友人(Bくん)は野球少年でした。(こちらも!)
Bくんは勉強が大の苦手で、その地区では最も低い工業高校に進学しました。
高校でも甲子園には全く縁のない高校でしたので、いたって普通の高校球児でした。
毎年、その工業高校からの大学進学者は居ないのですが、しかし、良縁があったようでスポーツ推薦で中堅私立文系大学に進学しました。
Bくんは大学野球でグングンと力を付けて全国大会(神宮球場)に出るレベルになり、誰もが知る超大手企業から内定を貰えたそうです。
※しかしBくんのレベルは更に上を行っており、ドラフトで指名されて大手企業を蹴ってプロになりました😲

 

スポーツで進学するのは、きっと勉強で進学するよりもずっとずっと大変な努力が必要でしょう。
でも、受験勉強をすることなく学位を得て、それを武器に就職することもできます。
私の高校の友人もスポーツ推薦で日体大国士舘大に進学していました。
彼らは今、一般企業でサラリーマンや専業主婦となっています😊

 

そう考えると、大学へ進む方法は色々ありますし、また行き先の大学にも様々なレベルがあります。何に力を注ぎ努力しようと、どこに進学しようと、
ゴールは大学じゃないので、最終的に本人が偽りなく満足できれば良いのだろうなぁと思いました。